はなまる日記 第760話 季節の変わり目に起こる体調不良「春バテ」とは?🌱

こんにちは!仙台青葉店の石川です😊


 

今週も明るく、元気に、真剣に頑張ります!


 

桜の開花を今か今かと待ちわび、やっと宮城県も桜が満開となりました。


 

日に日にぽかぽか陽気になっているので、ちょっと動くと汗ばむ日もありますよね。


 

実は、最近では夏バテに似た「春バテ」の症状を感じている人が増えているそうです。


 

特に季節の変わり目は、昼夜の寒暖差による疲労、体調不良が起こりやすいものです。


 

以前も同様の記事を投稿をしていますが、内容をアップデートして「季節の変わり目に起こる体調不良「春バテ」とは?」についてお話していきます💁‍♀️


 

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そもそも春バテとは?🤔

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「春眠暁を覚えず」というように、春はいつまでも寝ていたかったり、日中眠かったりすることがありますよね。


 

冬に比べて日照時間が長くなり、活動時間や動く量も増える傾向があります。


 

また、昼夜の寒暖差と気圧の変化も相まって自分では気づかない内に体が疲れやすくなっているのです。


 

その疲れやすくなる時期でありながら、更に新年度を迎えたことによる新しい生活環境、人とのコミュニケーション、生活リズムの変化などで心身にストレスが溜まり、突然キャパオーバーに陥ることもあります。


 

この状態が続くことで引き起こされる眠気の常態化に加えて倦怠感、めまい、心身の疲労などの不調が「春バテ」と言われています。


 

2021年に医師や専門家、企業などで構成される「ウーマンウェルネス研究会 supported by Kao」が発表した調査があります。


 

首都圏在住の20~50代の男女835人を対象とした「春の不調に関する意識調査」によると、


 

季節の変わり目である春の3〜5月に気分の低下や倦怠感といった身体の不調を感じている人が6割を超え、さらに精神面での不調を2人に1人が感じていることが判明しています。


 

 

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春バテの症状とは?👀

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倦怠感、疲労感、やる気の低下、イライラ、不安といった気分に関わるもの


 

頭痛、肩こり、食欲不振、腹痛・下痢、めまい・立ちくらみなどの症状


 

また、寝つきが悪くなる、浅い睡眠が増えるといった睡眠の質の低下もあります。


 

新しい環境で頑張ろうと気持ちが高ぶっている、または猪突猛進状態になってしまっている人も要注意です。


 

常にアドレナリンが出ている状態で心も脳も興奮状態になっていると睡眠中に脳が休まらないため、ホルモンの分泌が減少します。


 

睡眠によるホルモンの分泌は非常に大事で3つの役割があります。


 

①記憶の整理

→脳の疲れをとり、記憶の整理をする


 

②修復成長

→傷ついた細胞を修復し、体の成長を促す


 

③疲労回復

→体の疲れをとり、病気の回復を促す


 

そのため、脳が休まらないまま睡眠の質が低下すると


 

→睡眠時に成長ホルモンの分泌が減少


 

→細胞や神経の疲労が回復されず、倦怠感が表れる


 

→睡眠不足から自律神経の乱れ、心身の不調を招くことに繋がります。


 

 

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原因と対策とは?🧐

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春バテは自律神経の乱れが大きな原因です。


 

身体には「交感神経」と「副交感神経」の2種類の自律神経があります。


 

その2つがバランスをとりながら全身の血管や内臓などの働きをコントロールしているのです。


 

この2つの自律神経の優位を上手く切り替えることで心身の健康を維持しています。


 

しかし、春特有の気象や環境の変化によって自律神経のバランスが崩れやすくなります。


 
 

■睡眠時間


 

春は冬に比べて日が昇る時間が早くなるため普段よりも早く目覚めてしまったり、


 

起きていられる時間が増えて睡眠時間が減少するなど、睡眠不足になりやすいことも自律神経が乱れる一因です。


 

他にも花粉症によって鼻が詰まり、口呼吸になることで鼻呼吸と比べ効率的に酸素を取り込むことができなくなります。


 

脳を効率よく冷却することができなくなるので、脳が十分に休まらずに睡眠の質が低下してしまいます。


 

睡眠不足は疲労感、倦怠感、頭痛などの他にイライラや不安、ストレスを感じやすくなります。


 

🌸対策ポイント🌸


 

就寝時間と起床時間を決めて一定の睡眠時間をきちんと確保しましょう。


 

日が昇る時間に光が入りやすい場合は、遮光カーテンなどを使って就寝中は遮断できるように工夫することも出来ます。


 

花粉症の場合は、アレルギー反応が悪化しないように早めに医師へ相談して治療しましょう。


 

 

■寒暖差


 

春は穏やかなイメージとは裏腹に、一年の中でもっとも寒暖差の激しい季節と言われています。


 

仙台では最近、最高気温が20℃、最低気温が7℃で1日に13℃もの気温差がありました。


 

暖かい日と寒い日が混在していたり、朝晩の気温の差があるため、身体が激しい寒暖差についていけずに自律神経のバランスが崩れやすくなります。


 

寒暖差に加え、身体の冷えも自律神経を乱す原因になります。


 

急な冷え込みにより身体が冷えると身体が緊張し交感神経が優位になってしまいます。


 

身体の冷えにおいては、秋や冬に比べて寒さへの意識も薄れがちで薄着になることが多いということも原因と考えられます。


 

🌸対策ポイント🌸


 

外出の際はカーディガンやストール、薄手の上着といった冷え対策用アイテムを持ち歩いておくと便利です。


 

他にも入浴で全身を温めて、血流を良くさせることで乱れた自律神経の改善効果があります。


 

血流が多く太い血管のある首・腰・お腹・太ももは温めておくと効果的です。


 

 

■気圧の変化


 

自律神経は気圧の変化に敏感で、低気圧の影響を受けやすいものです。


 

特に春は「移動性高気圧」が多くみられます。


 

この移動性高気圧が次々にやってきて低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わると、自律神経の切り替えが上手くいかなくなります。


 

また、低気圧時は空気中の酸素濃度が薄くなり、身体が酸欠状態に陥りやすくなります。


 

酸欠状態になると副交感神経が優位となり、身体がリラックス状態に入ろうとするため、やる気の低下や倦怠感、眠気、人によっては頭痛やめまいの原因にもなります。


 

🌸対策ポイント🌸


 

有酸素運動で身体を動かすことで体温が上がり、筋肉への刺激で血流が良くなります。


 

30分程度のウォーキングやジョギング、軽いストレッチやヨガといった少し汗ばむ程度の軽めの運動でも大丈夫です。


 

作業の合間に大きく息を吸って吐くなどの深呼吸やラジオ体操などもおすすめです。


 

 


 

以上が「睡眠と春バテ」のお話でした💁‍♀️


 

豚肉や玄米、大豆製品にはビタミンB1が多く含まれており、疲労回復効果・自律神経を整える働きがあります。


 

他にもストレスを受けると減ってしまうというビタミンC、ストレスによる脳の興奮を抑える働きのあるカルシウムを積極的に取り入れてバランスの良い食事をとることも大切です。


 

ちょっとでも体調が優れない時は、ぜひお試しください✨


 

それでは最後に…


 

お布団に関するご相談・ご用命は、はなまるリビングまでお気軽にお電話ください✨


 

☎0120-870-143

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